軟質の水彩色鉛筆【スタビロアクアカラー】
こんにちは。
いきなりですが、水彩色鉛筆に 硬質・中硬質・軟質 という3種類があるのをご存知でしたか?
実は私、知りませんでした( ;∀;) 塗り絵歴5年・・・不甲斐なし!!!
そもそもこの3種類はどう違うのでしょうか。ネット情報を頼りに調べたものをざっくりとまとめてみましょう。
【硬質】
・芯は硬め
・あまり水に溶けない
・水を乗せても描いたラインが消えない
・細かい描写に向いている
・描いたタッチが残る
【中硬質】
・芯は硬すぎず軟らかすぎず、中間の硬さ
・硬質より水に溶けやすい
・水を乗せると描いたラインが程よく残る
・硬質と軟質の中間的な扱い
・タッチがちょっと残る
【軟質】
・芯は柔らかい
・水に溶けやすい
・水を乗せると描いたラインが残らない
・広範囲を塗るのに向いている
・タッチがほぼ残らない
・・・と、こんなところでしょうか。
それぞれ特徴が違いますので、用途に合わせて使い分けるのが良いそうです。
私は広い面を塗ったり、絵の具みたいな描写がしたいので軟質がほしいな~(*´▽`*)
でもその前に、私がすでに持っているヴァンゴッホとファーバーカステル(赤いカンカン)はどれに分類されるんだろう?
ネットで調べてみる!
結果 よくわかりませんでした(;^ω^)
どういうこと?!ってなるでしょう(笑)
まず、メーカーの商品説明欄に硬質とか軟質って明記されていないものがほとんどでした。
そもそも硬いとか柔らかい、というのはメーカーによって違うようですし、明確な基準もないものと思われます。
う~ん、でもそれ困るんですよね。私、軟質がほしいのにどれを買ったらいいのかわかりませんし、いま持っている水彩色鉛筆もどの性質なのか不明ですし。
そこで頼ったのがツイッター。
【水彩色鉛筆 軟質】で検索したところ、【スタビロアクアカラー】というツイートが多く出てきました。
スタビロ・・・?聞いたことない(;´・ω・)
(あとで知りましたがドイツのメーカーのようです。)
知らないブランドでしたがTwitter上ではかなり評判が良かったので、さっそく通販サイトでチェック!
するとなんと商品の詳細欄に【仕様】軟質水彩色鉛筆 と書いてるじゃありませんか!やったー(>_<) どうしましょ、買っちゃおうかしら!
と、説明欄をよく読むと ・・・
「軟らかすぎず固すぎずほどよい滑らかな描き味」 とあります。
ん?「軟らかすぎず」ですって? コレ本当に軟質なの?実は中硬質だったりする?
(◎_◎;)え~?!!そんなの判断つかないよー!パニーック!!
さあどうする、買うか、やめるか、どうする!!
なんちゃって。もちろん買いましたとも(*'ω'*) 36色セットです。
すぐさま中身を確認。
レビューの中には「脆く、質が悪い」という報告もあったので心配していましたが、私のには不良品ナッシング (*´▽`*)バッチグーです。
そしてすぐさまカラーチャートを作成。
どうです?個人的にはかなり発色がいいように思います。水彩色鉛筆でここまで鮮やかなものは初めてなので、結構おどろきました。
描き味は柔らかめで、滑らか感が気に入りました(`・ω・´)b
さて、気になっていた「水を乗せるとタッチが消える」という点ですが、これもクリア(*'ω'*) よく見るとまだ筆跡が残っていますが、筆で強めにこすると消えそうです。
他のメーカーと比べてみると・・・
こんな感じです。
違いがあるような、無いような(;'∀')
分かりにくかったので、広い面積を塗って比べてみました。
左の写真はドライ、右の写真がドライオンウエットです。
スタビロの発色スゴ(゚Д゚;)!!!! 色の伸びも良かったですし、タッチもほぼ消えてくれました。絵の具っぽい(*´▽`*)
これなら広い範囲を塗るのに向いていそうです。 そう、こういう水彩色鉛筆がほしかったんです(>_<) 大げさかもしれませんが、ついに出会えたって感じです。 ツイッターの面々に感謝!
ちなみに・・・あまり言いたくはありませんが弱点もあります。
それは、ズバリ【単色での購入が難しいかも?】という点です。
いちおう、Amazonさんで単色を取り扱ってはいましたが、(現時点で)売っていない色もあるようです。売っているのは22色ほど。それも値段がバラバラで、どれもやや高め。中には千円を超える色もありました。びっくり(*_*)
今はセットを買ったばかりなので不自由はありませんが、長く使い続ける場合、やや困惑するかも、という不安が残ります。 ユーザーとしては、安定して単品が購入できるのが何よりの安心ですものね(´・ω・`)
以上、スタビロアクアカラーの感想でした。
初めて軟質の水彩色鉛筆を使ってみましたが、とても楽しいです。今後はスタビロを使った塗り絵もご紹介していこうと思っています。
ところでスタビロにはアクアカラー以外のラインナップもあるようです。【オリジナル】というのは硬質だそうです。そちらも気になりますね(*´▽`*)
ちなみに、私がもともと持っていたヴァンゴッホとファーバーカステル(赤カン)は、どうやら中硬質のようです。ヴァンゴッホはやや硬い印象があるので、同じ中硬質でもメーカーによってかなり違いがあるように思います。
画材選びが大変だって、改めて思い知らされました(;^_^A
それでは、長くなりましたが今回はこれにて終了です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回も見に来てください(*'ω'*)