塗り絵の水張りの方法 自己流
こんにちは。
先日のブログではわたしの水張り失敗談をご紹介しました。
なかなか思うようにいかないことの繰り返しでしたが、やっとひとつのやり方に落ち着きましたので、水張りのやり方からパネルのテープの剥がし方まで、簡単にご紹介します。
不慣れなわたしの自己流ですので、あくまでもご参考までにどうぞ。
↓前回 失敗談↓
塗り絵の水張りに必要な道具
・水張りテープ
・パネル
・タオル
・ハケ(なるべく2本)
・霧吹き(あれば)
パネルは厚めのベニヤ板でも代用できますのでホームセンターで購入できます。
その場合は、合わせ板ではなく一枚板を選ぶのをお勧めします。
合わせ板は水濡れに弱く、何度か水張りするうちに板の表面がデコボコすることがあります(>_<)
また、薄すぎるベニヤ板は水に濡らすと歪んでしまうのでこちらも注意が必要です。
ある程度厚みがあるものを選びましょう。
・・・ちょっと見つけにくいかもしれません(;´・ω・)
作業工程
まずは水張りテープを必要な分だけカットしておきます。まだ濡らしてはいけないので作業台のそばに置くのは厳禁です。
次に、ハケを使って塗り絵の裏面に水を塗っていきますが、パネルの上ではなく別の場所で作業します。(写真は廃材の黒い板を使用)
水をまんべんなく塗ったら10分~15分ほど待って紙全体に水をしみこませます。
途中で乾いてきたら、ハケや霧吹きを使ってこまめに水を足します。
基本的に水を塗るのは裏面だけですが、少しでも水の浸透を早くしたいときは表面にも水をつけることがあります。この場合はハケではなく、霧吹きだけでシュッシュッと済ませるのがよさそうです。
塗り絵にもよりますが、表面にハケを使うと紙が毛羽だってしまう可能性がありますので要注意。
10分~15分放置後、紙がクタクタになっていればOK。
塗り絵をパネルの上に乗せます。 紙をつかむとき破れないよう気を付けて!
パネルにピタッと乗せたら、次は紙を水張りテープでパネルに固定します。
このときに2本目のハケを使います。
(わたしはハケ1本で作業しています(;'∀'))
ハケに水をつけたら水張りテープのノリの付いている方の面にハケをつけて、テープをピーッと引っ張ります。
・・・ちょっとわかりにくいですが、ハケでテープに水がつけられればOKです。
こうすると粘着力が出てきて、さわると手がべたべた。切手のイメージです。
素早く塗り絵を固定しましょう。
水張りテープを貼ったら、紙とテープの隙間を埋めるようにタオルでこすってしっかりと密着させます。
四つの辺をテープで固定して、一晩乾かしたらいよいよ塗り絵が楽しめます(*'ω'*)
ドライヤーで乾かす方もいますが、わたしは幾度となくビリビリと裂けてしまったことがあるので一晩ゆっくり時間をかけて乾かしています。
苦い思い出です(;´Д`)
完全に乾いてしまえば絵の具や水彩色鉛筆を乗せてもだいじょうぶ。紙を濡らしても歪まないから思う存分塗り絵を楽しめますよ(*´ω`)
作品が完成したら
作品がしっかり乾いたら、パネルから外します。
カッターを使って慎重に慎重に・・・特に四隅は力加減が難しいのでさらに慎重に。
じょうずに切り離すことができました。紙もまっ平らでいい塩梅です。
そしてパネルは・・・
水張りテープが残ったままです。
あいにく水張りテープは乾くと超強力なので、このままでは剥がすのは困難です。
上手にはがすコツは、多めのせっけん水を塗ってラップでフタをして少し待つことです。
わたしはお風呂場でやってます(;^ω^)
このまま15分~20分ほど放置。
下の写真ぐらいのポロポロになったらスポンジや歯ブラシでやさしくこすって洗い流します。
テープの紙部分が取れても、ぬめりが落ちていないことがありますので丁寧にこすって落としてください。
洗い終わったらしっかりと乾かします。
キレイになったパネルで、また次の塗り絵に挑戦できます。
以上のように、手間こそかかってしまいますが水彩をストレスフリーで楽しむことができますのでぜひやってみてください。
もしかしたら最初は水張りに失敗してしまうかもしれません。わたしもいまだに失敗して紙をデコボコにしてしまうことがあります(>_<)
水の量の加減に慣れるまで経験を積む必要がありそうですが、いつかものすごく得意になっちゃうのでは・・・(*´▽`*)と期待して楽しみながら練習しています。
それでは今回はこれにて終了です。
最後までご覧いただきありがとうございました。